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第23回!強い絆で結ばれた81年組 。高田鉄男選手&飾磨宗和選手。

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新・輝く選手タチ!第23回は
パナソニックインパルス
QB#8高田鉄男選手とDL#42飾磨宗和選手の同級生コンビ。

2人は大学時代からずっとチームメイトです。

 
ジャパンXボウル。試合が終わったあと、長い時間メディアに囲まれていたMVPの高田選手。
そんな高田選手をずーっと待っていたのが飾磨選手でした。
「鉄男と写真撮りたいなぁと思って」

 
実は高田選手、昨年の2月のはじめまで、引退することを考えていました。インパルスの初練習の前日まで、練習に行くか行かないか、迷っていました。

飾磨選手は当時をこう振り返ります。
「ほんまはね、一昨年のシーズンが終わったときに、『あと2年頑張ろう』って約束したんですよ。なのにあいつ1年で引退するとか言い出して。おいおい話がちゃうぞと。もちろんみんなでひきとめましたよ。でも鉄男は最後まで『やるわ』と言わんかったんです。練習の前日にメールもしました。当日は鉄男が練習に来るかどうかホンマに不安でした」

当日。
高田選手はグラウンドに姿を現しました。

「みんなのなかで1番動いてないけど、何もしてへんけど、今から始めます。頑張ります。」

そこから高田選手の『もう1年』がスタートしたのでした。

「やっぱり飾磨や平井(富士通,高校大学の同期)に引き止められたのは大きかったです。『JAPANもあるし、一緒に頑張ってみようや』と言われると、たしかにそれもいいよなと思いました。」

奥様の「好きなようにしたらいいやん」という言葉も、背中を押してくれました。

「インパルスでもう一度勝ちたい。アメリカに勝ちたい。そして何よりもインパルスやJAPANの仲間ともう一度やりたいと思いました。長くやっていればやっているほど、ただ純粋にみんなとアメフトをやりたいという気持ちが大きくなるもんですね。」

 
そして5年ぶりのJXB進出。
高田選手は東京ドームで戦えることを心の底から楽しみにしている様子でした。

「大歓声のなかでアメフトできることがホンマに嬉しいんですよ。とにかく楽しみます!」
それはいままでとは違う、いい意味で『力の抜けた』高田選手。
かつてのチームメイト長谷川昌泳氏(日大コーチ)が
「鉄男、ホンマ楽しそうでしょ?僧侶みたいですよ。悟りの境地ちゃいますか?」
と表現したほどです。

JXBボウルは大接戦となりました。
観ているこちらの方が地に足がつかなくなるような展開でした。
それでも高田選手は試合を楽しみました。

 
そして高田選手が自ら2ポイントコンバージョンを決めて24-21としたとき。
高田選手は喜びを身体いっぱい表現しました。

これは、本人曰く「ちょっといちびっちゃいました」と振り返る写真です、笑

 
7年ぶりの社会人日本一。
高田選手が7年ぶりにチームを日本一へと導きました。文句なしのMVPでした。

「1年前は引退するって言ってたのにね。鉄男はホンマすごい奴ですね。」

最後に。
やっと撮れた2人の写真。

 
 高田選手、キメ顔してます!!笑

さぁいよいよ、集大成『ライスボウル』。それは2人の母校との対戦です。

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高田選手が引退を考えた理由や、自ら振り返るJXB、そしてライスボウルへのおもいは、一つ前のハドルマガジン12月増刊号と、ただいま発売中のハドルマガジン1月号にたっぷり掲載されています!
ライスボウル前にぜひご一読ください!