長年日本代表として活躍した元オービックシーガルズ清水謙氏が、コーチとしてアメフト界に帰ってきました!
しかも!アサヒビールシルバースターのコーチです!
きっかけはシルバースター10年目、戸倉和哉選手(写真右)からの誘いでした。
おふたりは2007年、川崎で開催されたW杯で日本代表として日の丸を背負いました。当時戸倉選手は大学生。年齢は離れていますが、以来、一緒にジムに行ってトレーニングをしたり、ご飯に行ったりという仲。
そして清水氏は、2013-14シーズンに引退。引退後は、起業をするなどプライベートでも色々な変化がありましたが、全てが落ち着いてきたこのタイミングで戸倉選手から誘いがあった、というわけで。
4月、アサヒビールシルバースターのレシーバーコーチに就任。
コーチとしてのいまの自分の役割は「ファンダメンタルの確立、そしてメンタリティな部分」と話します。
メンタリティ。
シルバースターのコーチとなって清水氏が1番強く感じたことは、『選手たちが本気の出し方を知らないし、それを自覚していないこと』。
気がつけば長い間日本一から遠ざかっているシルバースター。
「勝ちたい。チームを強くしたい。そう思ったら自分に求めるのは当然。でもそれだけでなく周りにどうしてほしいのか、伝えて求めることも必要なんです。そういう部分があんまり表に出てこないんですよね。」
そういえば。
『清水選手』は本当に気持ちの強い選手でした。思い出すのは、キックオフリターン、パントリターンで、必ず1ヤードでも前に戻そうという姿勢。
「そう、僕にはフェアキャッチという考えがなかったです、笑」
「いま、選手たちには練習でもっと声を出せ!最後までやりきれ!と言いつづけています。最近ようやく少しずつ、それぞれが変わってきたかな。」
そんな清水氏のコーチとしての姿に戸倉選手はー。
「実績のある方が話す言葉は、ひとつひとつに重みがありますね。特に成功体験を聞けることは、このチームにとってとても貴重で、大きなことだと思います。フットボーラーとしての姿勢は本当に学ぶべきところがたくさんあって、自分たちはまだまだ甘いなと、それぞれが感じていると思います。長い付き合いですが、僕自身も身が引き締まる思いです!!」
明日はいよいよ清水コーチの古巣、オービックシーガルズとの試合。
「ひと泡吹かせたいですね。レシーバーコーチとしてはやはり、パスをガンガン通したいです!!」
シルバースターサイドラインの清水コーチにも是非ご注目を!!