関西学院高等部・中尾監督の涙。

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2015シーズンの忘れられないことの一つ。

関西学院高等部、中尾監督の優勝インタビューです。

「最後までわからないという展開になることは予想していました。皆が粘り強く自分のベストを尽くしてくれました。」
といつもと変わらぬとても穏やかな口調でインタビューにこたえてくださっていた監督。


ですが
「最後、八瀬キャプテンがフィールドに立ちましたね」
と私がマイクをむけると、とたんに監督の目に涙が浮かびました。

そして言葉をつまらせながら
「本当に感無量です…1年間ベッドの上で苦しんでいる彼をみていましたので…今日は本当に良かったです。」

監督の表情をみていると、インタビュアーとしては失格かもしれないけど、インタビューしながらこちらまで涙をこらえることができませんでした。

そういえば、監督がこのチームついて最初に話してくださったことは八瀬キャプテンのキャプテンシーについてだったな。

そして監督から話を伺ったあと、八瀬キャプテン本人から話を聞こうとすぐに選手たちの控え室前にいくと、選手たちの脱いだシューズが綺麗に並べられていて感心したなぁ。

私が取材できたのは関西地区決勝からというわずかな期間でしたが、それでも八瀬キャプテンの強いキャプテンシーはフィールドにいなくても様々な場面から伝わってきていました。

最後に
「ごく普通の高校生がコツコツ頑張って最後に大きな花を咲かせてくれた」
とこのチームを振り返った中尾監督。

試合終了のビクトリーフラワー。
あのシーンはまさに彼らの1年そのものだったんだなと思いました。

ハドルマガジン3月号の特集は、写真で振り返る2015シーズン。
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高校MVPは八瀬慶人選手です!!

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